ニュースの要点
文部科学省の「薬学実務実習に関する連絡会議(第13回)」が1月7日に開催され、以下の検討事項と今後の対応案が議論された。
(1)薬学実務実習の現状について
- 新型コロナウイルス感染症の影響はあるものの、概ね着実に実施されている。また、現在の薬学教育モデル・コアカリキュラムに準拠した実務実習の評価を行う必要がある。
(2)薬学実務実習に関するガイドラインの改訂について
- 1.の実務実習の評価や、薬学教育モデル・コアカリキュラムの改訂に係る検討状況を踏まえ、評価方法等について関係者の意見を聞きながら整理する必要がある。
(3)本会議実施期間終了後の新たな協議の場の検討
- 本会議の実施期間中は、関係団体(薬学教育協議会等)と連携し、引き続き本会議において、「薬学実務実習に関するガイドライン」の改訂について検討する。
- 薬学系人材養成の在り方に関する検討会における、薬学教育モデル・コアカリキュラム等の検討状況を踏まえ、本会議の実施期間後は、適切な検討の場を引き続き検討する。
また、令和3年度第III期実務実習に関わる報告書では、全国各地区から、1. 実習実施時のトラブル、2. 薬局側の意見(学生のこと、大学・病院との連携、評価など)、3. 病院側の意見(学生のこと、大学・薬局との連携、評価など)、4. 大学側の意見(連携、評価など)、コロナ禍において工夫したこと、コロナ禍で特に問題になったことなどが報告された。