ニュースの要点
文部科学省は5月30日、第3回薬学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に関する専門研究委員会が開催され、前回の議論を反映した「薬学教育モデル・コア・カリキュラム 令和4年度改訂版(素案)」が公表された。
改訂の概要は以下となっている。
- 大きく変貌する社会で活躍できる薬剤師を想定した教育内容の検討
- 生涯にわたって目標とする「薬剤師として求められる基本的な資質・能力」を提示した新たなモデル・コア・カリキュラムの展開
- 各大学の責任あるカリキュラム運用のための自由度の向上
- 課題の発見と解決を科学的に探究する人材育成の視点
- 医学・歯学教育のモデル・コア・カリキュラムとの一部共通化
薬学教育モデル・コア・カリキュラムは、以下の7つの大項目で構成されている。
A.薬剤師として求められる基本的な資質・能力
B.社会と薬学
C.基礎薬学
D.医療薬学
E.衛生薬学・公衆衛生薬学
F.臨床薬学
G.薬学研究
B~G の各大項目には、「学修目標」・「評価の指針」の内容が記載されている。
B~G の各大項目は、中項目に区分され、さらに小項目に区分けされている。
改訂版薬学教育モデル・コア・カリキュラムは、令和6年度入学生から適用するスケジュールとなっている。