ニュースの要点
文部科学省は1月25日に中央教育審議会大学分科会(第171回)を開催し、「大学・短期大学及び高等専門学校の設置等に係る認可の基準の一部を改正する告示案等について」などの議題について議論された。
将来的な薬剤師の過剰や薬剤師の地域偏在等の課題が示されたことを踏まえ、令和4年8月、「6年制課程における薬学部教育の質保証に関するとりまとめ」がとりまとめられた。
告示案では、とりまとめられた内容を踏まえ、薬学に関する学部の学科のうち臨床に係る実践的な能力を培うことを主たる目的とするもの(以下「臨床薬学に関する学科」という。)の設置及び収容定員増は抑制することとし、地域の需要に応じて薬剤師の地域偏在を解消するための人材養成を行う場合はその例外とする。これにより、薬剤師が不足する地域における人材の確保を図りつつ、臨床薬学に関する学科の収容定員総数を抑制する。