ニュースの要点
厚生労働省は4月9日、β遮断薬の3成分(ビソプロロールフマル酸塩、ビソプロロール、カルベジロール)について、使用上の注意改訂の通知を発出した。
使用上の注意改訂内容:
- 禁忌:「妊婦又は妊娠している可能性のある女性」を削除
- 特定の背景を有する患者に関する注意:追記
「妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。投与に際しては、母体及び胎児の状態を十分に観察すること。また、出生後も新生児の状態を十分に観察し、新生児の低血糖、徐脈、哺乳不良等の異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。妊婦にβ遮断薬を投与した場合に、胎児の発育不全、新生児の低血糖、徐脈、哺乳不良等が認められたとの報告がある」