ニュースの要点
厚生労働省は2月27日に、「第1回電子処方箋推進協議会」を以下の議題にて開催した。
議題
- 電子処方箋推進協議会の開催について
- モデル事業参加事業者からの報告(報告者:日本海総合病院 島貫隆夫 病院長)
- 電子処方箋の導入状況等について
電子処方箋については、電子処方箋管理サービスの運用を1月から開始したが、当該サービスの利用施設の増加を図っていくことが重要となっている。
このため、電子処方箋の利用を促進していくための課題等について、利用施設やシステムベンダの参画を得て検討するため、電子処方箋推進協議会が設置された。
電子処方箋の導入状況について
- 電子処方箋は全国684施設(2/19時点)で運用開始。
(病院6、医科診療所38、歯科診療所8、薬局632)
システム・運用面で、これまで大きなトラブルは出ていない。 - システム改修の事前申請をした施設数は40,412施設 (2/19時点)
(病院930、医科診療所15,580、歯科診療所8,754、薬局15,148) - HPKIカードの発行枚数は約4.4万枚(1月末時点)
※そのうち、昨年10月から1月末までの発行枚数は約1.8万枚 - 現状
- オンライン資格確認導入対応等でシステムベンダの逼迫が続いていることなどにより、システム改修が進んでいない
- 電子署名に必要なHPKIカードが届いていない
- 地域によっては、医療機関と薬局という処方箋の発行者と受け手のどちらかしか運用開始していないために、まだ利用に結びつかない