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長期収載品の保険給付の在り方の見直しについて 【厚労省】

ニュースの要点

第170回社会保障審議会医療保険部会が11月9日、オンライン資格確認について「経済財政運営と改革の基本方針 2023」等関連事項について等を議題として開催された。

「経済財政運営と改革の基本方針2023」等関連事項について(抜粋)

検討の方向性
  • 我が国の創薬力強化に向けて、イノベーションを推進するとともに、ドラッグ・ラグ/ドラッグ・ロスの解消を実現していくために、薬価上の措置を講じつつ、研究開発型ビジネスモデルへの転換を促進することが必要ではないか。
  • また、後発医薬品に関しては、安定供給を前提としつつ、更なる利用を推進していくことが必要となる。特に、後発医薬品への置換率が概ね80%程度(数量ベース)となるなど、相当程度、定着してきており、患者にとっての選択可能性は広がっている。
  • 一方、金額ベースでは5割程度にとどまっており、従来とは異なるアプローチで更なる後発医薬品への置換を進めていく必要があるのではないか。
  • こうした政策的な要素を考慮した上で、前回の議論における各委員意見を踏まえると、④長期収載品の保険給付の在り方の見直しを中心として検討を進めることとしてはどうか。
イノベーション推進と安定供給確保に向けたビジネスモデルの転換
  • 我が国の創薬力強化に向けて、イノベーションを推進するとともに、ドラッグ・ラグ/ドラッグ・ロスの解消を実現していくために、薬価上の措置を講じつつ、革新的な医薬品等の開発強化、研究開発型ビジネスモデルへの転換促進が必要。
  • また、後発医薬品を中心とした安定供給の課題を解消するため、後発医薬品企業の産業構造の転換を促すとともに、医療上必要性の高い品目の安定供給の確保も不可欠。
  • そのため、令和6年度薬価制度改革においては、これらの対応を強力に進める薬価上の措置を講じるとともに、長期収載品等の在り方の見直しにより後発品の置換えを進め、長期収載品への依存から脱却を促していく。
長期収載品の保険給付の在り方の見直しに係る具体的な論点
  • 長期収載品の使用について選定療養として位置付けることについてどう考えるか
  • 医療上の必要性についてどう考えるか(薬剤変更リスク等を踏まえた医師による処方についてどう考えるか)
  • 保険給付と選定療養の負担に係る範囲についてどのように考えるのか特に、いわゆる参照価格制との関係についてどう考えるか
  • 長期収載品に係る現行の薬価上の措置との関係についてどう考えるか
  • 後発医薬品の安定供給との関係についてどう考えるか

詳細は以下の資料をご確認下さい。
「経済財政運営と改革の基本方針2023」等関連事項について 厚生労働省(2023年11月9日)

出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001165396.pdf

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