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経口抗ウイルス薬「パキロビッドパック」ファイザーを特例承認【厚労省】

ニュースの要点

厚生労働省は2月10日、ファイザーの新型コロナウイルスに対する経口抗ウイルス薬「パキロビッドパック」(一般名:ニルマトレルビル、リトナビル)を特例承認した。新型コロナウイルス感染症の軽症者向け経口抗ウイルス薬では国内2番目となる。本年中に合計200万回分を確保しており、年度内に納入予定であったもののうち、既に4万人分が先行して輸入されており2月下旬にも追加で納入を予定している。先行して納入される薬剤は、早ければ週明け14日(月)から、医療現場に届くこととなる。

本剤については、高血圧や高脂血症、不眠症などの治療に使われている薬で一緒に服用できない薬(併用禁忌薬)が多数あることから、日本医師会・日本薬剤師会とも連携し、段階的に医療現場への提供を進めることとし、2月27日(日)までの間は、全国約2,000の医療機関での院内処方において提供を開始する。また、今後の展開を見据え、医療機関と連携可能な地域の薬局にも配送を含め、パイロット的取り組み行い、使用実績を積み上げるとしている。

新型コロナウイルス治療薬の特例承認について 厚生労働省(2022年2月10日)

2月10日(木)パキロビッドの特例承認について 厚生労働省(2022年2月10日)

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