ニュースの要点
厚生労働省は2月29日、「第175回社会保障審議会医療保険部会」を「マイナ保険証の利用促進等について」を議題として開催した。
マイナ保険証の利用促進(抜粋)
- マイナ保険証利用についての意識(令和6年2月にWebアンケート調査)
- 約4人に1人がマイナンバーカードを健康保険証として利用したことがある。
- 約4割弱がマイナ保険証を利用したいと考えている。
- マイナ保険証利用促進のための医療機関等への支援について
- カードリーダーの操作に慣れない患者への説明など、マイナ保険証の利用勧奨に取り組んでいただくことで、マイナ保険証の利用促進を図る。そのインセンティブとなるよう、初診・再診等におけるマイナ保険証の利用率の増加に応じて、医療機関等に利用件数分の支援をする。
- 医療機関の取組状況
- 2月の診療報酬のオンライン請求時に、オンライン請求を実施している全施設(約17万施設)に対し、マイナ保険証利用促進の取組状況についてアンケート調査。
- 調査対象施設の約4割が窓口で「マイナンバーカードお持ちですか」などの声かけを、6割超がマイナ保険証のポスターの掲示等を行っていると回答。
- 一方、ホームページでの案内等でのマイナンバーカード対応については未実施との回答が多く、約2割の施設では、マイナ保険証の利用促進に関する取組を実施していない。
- 利用促進に関するアンケートに回答した施設の割合
都道府県ごとのマイナ保険証利用率と受付窓口での声かけを「保険証、見せてください」から「マイナンバーカードお持ちですか」などに切り換えた施設の割合との間には、一定の相関が見られる。
オンライン資格確認について(抜粋)
顔認証付きカードリーダーの同意画面の改善
- 限度額適用認定証情報の提供同意画面の省略
- 薬剤情報等の提供同意の事前登録・包括同意