ニュースの要点
日本薬剤師会は3月10日、「医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議」にて、オンライン診療に伴う緊急避妊薬の調剤に関する事例調査の結果を公表した。
「オンライン診療に伴う緊急避妊薬の調剤に関する研修」修了者の在籍する薬局1395軒を対象に、オンライン診療に伴う調剤に関する体制整備について調査を行い823件の有効回答があった。
- オンライン診療に伴う調剤
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・調剤事例の有無:11軒があったと回答
・お薬情報提供文書を用いた情報提供:10軒
・緊急避妊薬の在庫:501軒(60.9%) - 対面診療に伴う調剤
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・調剤事例の有無:35軒があったと回答
・疑義照会等を行った事例:2軒
調査結果から、現状、薬局の体制整備に係る課題もあったものの、研修を修了した薬剤師が薬学的知見に基づき、使用者の状況に応じて適切に対応することで、安全を担保した上で必要な医薬品を提供していることが確認できたとしている。