ニュースの要点
大正製薬は3月19日、ショッピングモールの薬局内にIoT(Internet of Things:モノのインターネット)化されたOTC販売機を設置し、第1類医薬品を含む一般用医薬品を販売する実証を、3月下旬(予定)より開始すると発表した。
“新技術等実証制度(規制のサンドボックス制度)”に基づいて申請した新技術等実証計画について、2025年2月25日に、主務大臣である厚生労働大臣及び経済産業大臣の認定を取得し、新技術等実証制度において、一般用医薬品の販売に関する実証計画について主務大臣から認定を取得するのは、今回で2回目となる。
今回、新たに販売機上に受話器を取り付けることで、映像と音声を用い、販売機上で資格者からの服薬指導や購入者からの質問・相談を行うことができるようになり、これにより、本実証のOTC販売機では、販売品目が新型コロナウイルス抗原検査キット『Panbio™ COVID-19 Antigen ラピッド テスト(一般用)』や『リアップ』シリーズをはじめとする第1類医薬品にまで拡充された。また、前回同様にかぜ薬の『パブロン』シリーズ、解熱鎮痛薬の『ナロン』シリーズ、アレルギー専用鼻炎薬の『クラリチン』といった第2類医薬品、第3類医薬品も販売する。