ニュースの要点
厚労省は12月25日の社会保障審議会医療保険部会において「議論の整理」を公表し、「OTC類似薬を含む薬剤自己負担の見直しの在り方について」を示した。
目次
別途の保険外負担(特別の料金)を求める新たな仕組みの創設
趣旨:
- 医療用医薬品の給付を受ける患者とOTC医薬品で対応している患者との公平性の確保
- 現役世代の保険料負担の軽減
見直し内容:
他の被保険者の保険料負担により給付する必要性が低いと考えられるときには、患者の状況や負担能力に配慮しつつ、長期収載品で求めているような別途の保険外負担(特別の料金)を求める新たな仕組みを創設し、令和8年度中に実施。
特別の料金の対象となる範囲・特別の料金の設定
- 対象医薬品の範囲:77成分(約1,100品目)
- 特別の料金:対象薬剤の薬剤費の1/4
配慮が必要な者(特別の料金を求めない方)
こども、がん患者や難病患者など配慮が必要な慢性疾患を抱えている方、低所得者、入院患者、医師が対象医薬品の長期使用等が医療上必要と考える方等に対する配慮を検討。





