ニュースの要点
厚生労働省の「薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会」は6月30日に、今後の薬剤師に求めるべき役割、今後の薬剤師の養成や資質向上等の課題について、需給推計の結果を踏まえつつ検討を行った結果をとりまとめ公表した。
本検討会は、今後の我が国の人口構造の変化や地域の実情に応じた医薬品提供体制の確保、また、薬剤師に関して、薬学教育6年制課程が平成18年に開始されて以降、地域包括ケアシステムの一員としての薬剤師の対応、医療機関におけるチーム医療の進展、「患者のための薬局ビジョン」におけるかかりつけ薬剤師・薬局の推進、令和元年12月に公布された改正薬機法を踏まえた対応など、薬剤師に求められる役割が変化していることを受け、令和2年7月に立ち上げられたものであり、検討会での議論等を踏まえ、今後の薬剤師の養成や資質向上等に関する課題について、今後、検討・対応が必要と考えられる事項等をまとめた。
厚生労働省では、本とりまとめを踏まえ、薬学教育に関わる大学関係者、関係団体や文部科学省とも連携のうえ、薬剤師の資質向上に資するよう取り組んでいく予定。
参考資料