ニュースの要点
厚生労働省は12月25日、「第1回薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」を「薬剤師の対人業務の強化のための調剤業務の一部外部委託について」などを議題として開催した。
開催趣旨(抜粋)
- 少子高齢化の進展に伴い、医療需要が増大する一方、医療の担い手確保が困難になる中、在宅患者への夜間・休日等の緊急時や離島・へき地等での薬剤提供が課題として指摘されている。
- また、薬局・薬剤師は、高度化、普及してきたICT技術等を活用しつつ、関係職種と連携しながら、専門性を発揮することも求められている。
- 加えて、令和元年改正薬機法により導入された地域連携薬局及び専門医療機関連携薬局や健康サポート薬局についても、上記の課題を踏まえつつ、その機能や果たすべき役割などを整理することが必要である。
検討項目
- 夜間・休日及び離島・へき地での外来・在宅医療における薬剤提供のあり方
- 認定薬局、健康サポート薬局など薬局の機能の在り方
薬剤師の対人業務の強化のための調剤業務の一部外部委託について(抜粋)
基本的な考え方(主なもの)
- 外部委託の目的は、対物業務の効率化を図り、対人業務に注力できるようにすること。
- 外部委託を行うことにより、患者の医療安全(医薬品の安全使用)や医薬品アクセスが脅かされてはならない。
- 影響が未知数であるため、効果や影響等を検証するという観点から適切な範囲で開始し、検証後に見直しを行う。