ニュースの要点
厚生労働省は9月1日、「令和4年度 医療費の動向」を公表した。
厚生労働省では、毎月、医療費の動向を迅速に把握するため、医療機関からの診療報酬の請求(レセプト)に基づいて、医療保険・公費負担医療分の医療費を集計した「医療費の動向」を公表している。
本資料における医療費は、速報値であり、労災・全額自費等の費用を含まないことから概算医療費と呼称している。概算医療費は、医療機関などを受診し傷病の治療に要した費用全体の推計値である国民医療費の約98%に相当する。
調査結果のポイント
- 令和4年度の医療費は46.0兆円となり、前年度に比べて約1.8兆円の増加となった。
- 医療費の内訳を診療種類別にみると、入院18.1兆円(構成割合39.4%)、入院外16.2兆円(35.3%)、歯科3.2兆円(7.0%)、調剤7.9兆円(17.1%)となっている。
- 医療費の伸び率は4.0%。診療種類別にみると、入院2.9%、入院外6.3%、歯科2.6%、調剤1.7%となっている。