ニュースの要点
厚生労働省は3月1日、「健康保険証の廃止に伴う修学旅行等の学校行事や部活動の合宿・遠征等における児童生徒本人の被保険者資格の確認方法について(周知)」とする事務連絡を発出した。
オンライン資格確認について、昨年4月から、原則として全ての保険医療機関・薬局への導入が義務付けられており、さらに、現行の健康保険証の発行については、本年12月2日に終了し、マイナ保険証を基本とする仕組みに移行することとされている。
本年12月2日以後は、マイナンバーカードによりオンライン資格確認を行うことが基本となるが、修学旅行等の学校行事や部活動の合宿・遠征等、マイナンバーカードを持参することが必ずしも容易でない場合における被保険者資格の確認方法について、数日間の限られた使用であること、かつ、学校教員等の管理監督の下での使用が想定され、なりすましが起こることは想定され難いことから、マイナポータルに表示される被保険者資格情報の PDF ファイルをあらかじめダウンロードしたものやその印刷物、資格情報のお知らせ又はその写しを医療機関・薬局に提示するといった方法により、保険診療・保険調剤を受けることができるとした。