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公認スポーツファーマシストとは
公認スポーツファーマシストとは、最新のアンチ・ドーピング規則に関する知識を有する薬剤師です。
スポーツ競技においてドーピングとは、競技の公正さを欠くだけでなく、信頼を失い選手生命に影響を及ぼす可能性もある重大な違反行為です。意図的に行われるドーピングは勿論禁止ですが、市販薬や栄養剤、サプリメントに含まれる禁止成分により知らず知らずのうちにドーピングをしてしまう危険性もあります。
そのため、公認スポーツファーマシストは医薬品等に関する相談や情報提供、啓発活動を行う専門家としてドーピング行為を防ぐ役割を担っています。
また、学校教育の場にてアンチ・ドーピングに関する情報を介して、医薬品使用の情報提供・啓発活動を行うことも重要な活動のひとつです。
公認スポーツファーマシストの仕事
公認スポーツファーマシストは、次のような場所で活躍しています。
- 病院、診療所
- 大学
- 薬局
- 製薬会社
公認スポーツファーマシストになる方法
STEP
受講者募集申込受付(4〜5月中旬頃)
STEP
指定会場にて基礎講習会受講(6〜7月頃)
STEP
実務講習申込受付(11〜12月頃)
STEP
e-ラーニングにて実務講習・知識到達度確認試験・認定申請(12月〜翌1月)
STEP
認定(4月1日)
公認スポーツファーマシストの認定試験
受験資格
基礎講習会の受講時点で薬剤師の資格を有する者 ※年齢不問
受付期間
毎年4月〜5月
3月に募集告知開始
認定費用
講習会受講料:7,400円
認定料:21,000円(4年間有効、試験合格後に支払い)
実施時期
毎年12月〜翌1月
資格維持条件
毎年e-ラーニングによる実務講習を受講すること
更新条件
資格取得から4年目にあたる年にe-ラーニングによる基礎講習・実務講習を受講し、知識到達度確認試験に合格すること
更新費用
講習会受講料:7,600円
認定料:21,000円
おわりに
この記事の内容は、執筆時点での最新情報になります。公認スポーツファーマシストになりたいと思った方は、必ず日本アンチ・ドーピング機構のサイトで詳細を確認してください。