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帯状疱疹ワクチンの定期接種 65歳以上は無料に

厚生労働省は12月18日、帯状疱疹のワクチン接種について、令和7年4月1日から65歳を定期接種の対象とし、費用の一部を公費とすると決定しました。

定期接種化の開始時期:政令
●定期接種化の開始は、令和7年4月1日とする。

定期接種の対象者:政令
● 65歳の者
● 60歳以上65歳未満の者であって、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害を有する者として厚生労働省令で定める者
● 65歳を超える方については、高齢者肺炎球菌ワクチンと同様、5年間の経過措置として、5歳年齢ごと(70、75、80、85、90、95、100歳(※))を位置付ける。
※経過措置を行う場合、100歳以上の者については、定期接種開始初年度に限り全員を対象とする。
※予防接種法施行規則においては、「ヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する者」と規定。

目次

帯状疱疹とは

水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気です。
体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い発疹と水ぶくれが多数集まって帯状に生じます。
80歳までに約3人に1人が発症すると言われています。

帯状疱疹の主な症状は、体の左右どちらかに生じる痛みやかゆみを伴う発疹です。痛みを伴う発疹は、まもなく小さな水ぶくれに変化すると次第に数を増し、一部には膿がたまります。その後かさぶたとなって皮膚症状は治癒し、同時に痛みも治まります。

皮膚症状が治癒した後も痛みが残ることがあり、これは帯状疱疹後神経痛(PHN)ピーエイチエヌと呼ばれる合併症で、帯状疱疹の後に一定の頻度で発症するという報告があります。

帯状疱疹の水疱・発疹は徐々に治まることもありますが、症状が出てからなるべく早く治療をはじめることが大切です。特に、頭部~顔面など首から上の帯状疱疹は、失明・難聴、顔面麻痺といった重篤な症状につながる可能性があります。重い症状や全身症状を引き起こす前に、早い段階で適切な治療を受けることが重要です。

帯状疱疹予防.jp(https://taijouhoushin-yobou.jp)

帯状疱疹ワクチンの定期接種について

出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001357453.pdf
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001357453.pdf

帯状疱疹予防.jp
帯状疱疹ワクチンについて 厚生労働省(2024年12月18日)
 (第65回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会 資料
※時間の経過とともに、出典元の資料が閲覧不可能になった場合は、リンクで飛べなくなります。ご了承ください。

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