ニュースの要点
厚生労働省は8月30日に、「新型コロナウイルス感染症における経口抗ウイルス薬(ゾコーバ錠125mg)の使用にあたっての注意喚起に係る追加の情報提供(資材の活用の徹底及び相談窓口について)」とする事務連絡を発出した。
新型コロナウイルス感染症の患者を対象とした経口抗ウイルス薬「ゾコーバ錠125mg」について、製造販売業者(塩野義製薬株式会社)より、服用後に妊娠していることが判明した症例の報告がなされていること等から、事務連絡にて注意喚起及び情報提供を依頼してきた。
今般、製造販売業者において、服用後に妊娠している可能性があると判明した症例が複数確認され、その中に資材の活用が十分になされていなかった事例が含まれるとの報告がなされたこと等から、医療機関及び薬局に製造販売者が作成する資材等を活用し、妊娠している可能性について、入念に説明、確認を行い、患者から本剤服用後に妊娠が判明するなど妊娠に関して相談があった場合には、国立成育医療研究センター内に設置されている妊娠と薬情報センター又は近隣の産婦人科医にて相談可能なため、必要に応じて、紹介するよう依頼した。