ニュースの要点
陽進堂は7月19日、ニザチジン錠 150mg「YD」について、参考品を用いた N-ニトロソジメチルアミン(NDMA)のモニタリングを実施していたところ、ロット番号 Y21K01、Y21K02の30ヵ月経過品から管理基準値(0.32ppm 以下)を超える NDMA が検出され、影響の範囲を特定するために使用期限内のロットを評価したところ、ロット番号 Y22D01(26ヵ月経過品)からも管理基準値を超える NDMA が検出された(最大値 0.42ppm)。
また、上記3ロット以外の分析結果は管理基準値内であるものの、これまでのモニタリング結果と比較して経時的な NDMA の増加量の多いロットが確認されており、使用期限内の NDMA 量を推定することが難しいと判断したため、それらのロットも含めて使用期限内の一部のロットを自主回収(クラスⅡ)すると公表した。
これまでにNDMAに起因すると考えられる重篤な有害事象の報告は認められていないが、今後、報告が認められた場合は、すみやかに情報提供するとしている。