ニュースの要点
厚生労働省は5月31日、「最近の調剤医療費(電算処理分)の動向令和5年度1月号」を公表した。
- 令和5年度1月の調剤医療費は 6,790 億円(伸び率+6.5%)で、処方箋1枚当たり調剤医療費は 9,490円(伸び率▲1.7%)であった。
調剤医療費の内訳は、技術料が 1,821 億円(伸び率+7.2%)、薬剤料が 4,956 億円(伸び率+6.3%)、薬剤料のうち、後発医薬品が 954 億円(伸び率+2.6%)であった。 - 薬剤料の多くを占める内服薬の処方箋 1 枚当たり薬剤料 5,448 円(伸び率▲2.7%)を、処方箋 1 枚当たり薬剤種類数、1 種類当たり投薬日数、1 種類 1 日当たり薬剤料の3要素に分解すると、各々2.81 種類(伸び率+0.0%)、26.6 日(伸び率▲3.2%)、73 円(伸び率+0.5%)であった。
- 内服薬の薬剤料 3,898 億円(伸び幅+203 億円)を薬効大分類別にみると、総額が最も高かったのは39 その他の代謝性医薬品の717 億円(伸び幅+52 億円)で、伸び幅が最も高かったのは 62 化学療法剤の+85 億円(総額 335 億円)であった。