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地域における薬局・薬剤師のあり方について【厚労省】

ニュースの要点

厚生労働省は7月19日、「第7回 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」を以下の議題で開催した。

  • 地域における薬局・薬剤師のあり方について
  • 離島・へき地における薬剤提供について
  • その他
目次

地域における薬局の機能・役割について

地域連携薬局、健康サポート薬局の機能・役割に関する事務局(案)を示した。

  • 地域連携薬局の役割(案)
    • 入退院時の医療機関等との情報連携や、在宅医療等に地域の薬局と連携しながら一元的・継続的に対応すること
    • 必要に応じ外来患者への夜間・休日対応を実施すること(地域の実状に応じ、輪番制、救急医療体制に参加する等)
    • 在宅対応について、地域の薬局が対応できない場合に、それらの薬局と連携して対応すること
    • ターミナルケアの患者の対応や夜間・休日を含む臨時の訪問対応について対応が可能である地域連携薬局も必要
    • 上記の対応については、薬局間だけではなく地域の医療機関、訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所等と連携することが前提である
    • なお、地域連携薬局に求められる機能については、地域全体で体制を構築する必要があるものであり、地域連携薬局にすべてを任せるのではなく、体制の構築に当たっては地域連携薬局以外の薬局も積極的に協力する必要がある。
    • 特に、地域連携薬局だけで地域のニーズに対応することは困難である場合もある想定されることから、地域連携薬局以外の薬局も含めて地域全体で必要な体制を構築していくことが重要。
  • 健康サポート薬局の役割(案)
    • 地域住民による主体的な健康の維持・増進を積極的に支援すること
    • 特に、地域の中で、地域住民の健康・介護等に関する相談役の一つとなること
    • 相談対応については、関係機関や多職種と連携した対応を前提に、セルフケア・セルフメディケーションに関する相談や受診勧奨のみならず、薬局だけでは解決できないことについて関係機関の紹介などの対応ができること
    • 行政機関や関係団体等と連携し、地域住民の健康サポートの取組を実施すること

離島・へき地における薬剤提供について:基本的な考え方

  • 地域における医薬品提供体制については、薬剤師又は医師が調剤したものを供給できる体制を整えることを前提とすること。
  • それぞれの離島・へき地等への具体的な対策は、行政の関係部局、関係団体等が協議・連携して、必要な対応を検討し、合意を得た上で実施するものであること(※) 。
    ※都道府県の医療計画等に基づき、薬剤師の確保、医療提供施設相互間の連携等により地域の実情に応じた医薬品提供体制の構築に取り組むこと
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/001277222.pdf
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/001277223.pdf

以下、厚生労働省より(2024年7月19日)
地域における薬局・薬剤師のあり方について
離島・へき地における薬物治療のあり方について
薬局に係るその他の課題について
※時間の経過とともに、出典元の資料が閲覧不可能になった場合は、リンクで飛べなくなります。ご了承ください。

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