ニュースの要点
TOPPANは5月19日、医薬品用のフルカラーバリエーション錠剤インキを2026年5月19日より提供開始すると発表した。
今回、高い耐光性の確保が困難であった三原色の1つであるマゼンタの錠剤用インクジェットインキを開発したことで、他の三原色であるイエロー、シアンと組み合わせて多彩な色表現(フルカラー)が可能になった。これにより、錠剤に印刷されている文字の視認性や識別性が高まり、調剤業務の効率化や患者の服用間違いの防止に貢献する。なお、本製品は提供開始に先立ち、日本で初めてフルカラーバリエーションインキとして医薬品の錠剤に採用されている。
〇開発の背景
近年、医薬品の錠剤への印字においては、ひらがなやカタカナといった日本語表記が可能なインクジェット式印刷の導入が進んでおり、視認性や識別性を高めるため多様な色の錠剤インキのニーズが高まっている。しかし、口に入れても安全な錠剤インキは耐光性の確保が困難で、中でもマゼンタの錠剤用インクジェットインキは光を受けると色が薄くなる性質を持つため実用化が難しく、色の種類が限られていた。
TOPPANは錠剤用インクジェットインキのサプライヤーとして10年以上、錠剤インキを提供してきた。今回、エレクトロニクス事業で培ったインキ処方技術や、生活・産業事業で培った飲料充填の衛生・品質管理のノウハウを活用し、耐光性を有するマゼンタの錠剤用インクジェットインキを開発。これにより本製品が提供可能になることで、薬剤師による一包化の確認業務の効率化や、高齢者の服用間違いのリスク低減に貢献する。
〇本製品の特徴
- 耐光性を有するマゼンタの錠剤用インクジェットインキ
- フルカラーバリエーションが可能
- 高度な耐光性を実現し耐湿性も保持

