ニュースの要点
東京都健康長寿医療センターは6月24日、「どのように「独り好き」は心の健康と関係するのか?」とする研究成果を発表した。
○発表のポイント
- 独り好き傾向の高さは、抑うつの悪化そのものには直接つながらない一方、人とのつながりの減少を通じて抑うつの悪化と関連する可能性がある。
- 独り好き傾向の高さは、ウェルビーイング低下に直接関連し、さらに人とのつながりの減少を通じて間接的にも関連する可能性がある。
- 独り好き傾向は、心の健康や人とのつながりが変化する原因でもあり、それら変化の結果でもある。
○研究成果の意義
『一人が好き』という個人の志向や快適さは、余暇時間を過ごすうえで重要な要因であり、尊重されるべきものです。しかし本研究は、独り好き傾向が強い場合、ウェルビーイングの低さと関連し、さらに人とのつながりが過度に狭まると、長期的には抑うつ傾向の悪化とも関連しうる可能性を示しました。
したがって、一人が好きな人であっても、心の健康を保つためには、無理のない形で社会や他者とつながり続けられる「緩やかなつながり」を維持できる環境づくりや支援が重要であると考えられます。


