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「『ダメ。ゼッタイ。』普及運動」を6月20日から実施~薬物乱用防止のためのキャンペーンと国連支援募金運動を全国各地で実施~

ニュースの要点

厚生労働省は5月31日、「『ダメ。ゼッタイ。』普及運動」を、6月20日から実施すると発表した。

この運動は、国民一人一人の薬物乱用問題に関する認識を高めるため、正しい知識の普及、広報啓発を全国的に展開するもので、平成5年から毎年行っている。

日本における薬物情勢は、依然として覚醒剤が薬物事犯の半数を占めているものの、大麻の検挙者数が増加しており、令和4年の大麻事犯検挙者数も過去最多を更新した昨年に続く高い水準。特に、若年層の大麻乱用が顕著で、30歳未満が大麻検挙者の約7割を占めている。よって、増加が懸念される若年者の大麻の乱用防止に重点を置きつつ、薬物乱用が疑われる時は一人で悩まずに近隣の相談窓口で相談し適切な治療・支援につながるよう啓発していく。

厚生労働省、都道府県、(公財)麻薬・覚せい剤乱用防止センターでは、警察庁をはじめとする関係機関や日本民営鉄道協会などの民間団体に協力を呼びかけ、官民一体となった薬物乱用防止普及運動を積極的に展開する。

国連が1987年にウィーンで開催した「国際麻薬閣僚会議」の終了日である6月26日を、「国際麻薬乱用撲滅デー」とすることが決定。国連加盟各国では、麻薬撲滅に向けた様々な取り組みを行っている。

「『ダメ。ゼッタイ。』普及運動」概要

 実施期間:令和5年6月20日(火)から7月19日(水)まで

国連支援募金:(公財)麻薬・覚せい剤乱用防止センターでは、国連や関係団体の協賛、関係省庁の後援により国連支援募金運動を行う。この募金運動を通じて、地球規模での薬物乱用防止に関する理解と認識を高めるとともに、寄せられた善意の募金は、開発途上国で薬物乱用防止活動に従事する民間団体(NGO)の活動資金として国連に寄付されるほか、国内の啓発事業にも役立てられる。

令和5年度「ダメ。ゼッタイ。」普及運動実施要綱 厚生労働省(2023年5月31日)

出典:厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/content/11126000/Dame_Poster2023_A4_0418_rgb.pdf
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/content/11126000/Dame2023_Leaflet_web.pdf

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