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2024年度診療報酬改定 答申書附帯意見(案)を了承【中医協】

ニュースの要点

中央社会保険医療協議会(第583回)が2月7日に開催され、令和6年度診療報酬改定に向けた議論を終え、個別改定項目と答申書附帯意見(案)を了承した。

次回会合にて新点数などの答申を行い、6月から新点数などが適用される。

議題
  1. パブリックコメント、公聴会の報告について
  2. 個別改定項目(その3)について
  3. 答申書の附帯意見案について(その2)

答申書附帯意見の薬局・薬剤師関連:抜粋

【賃上げ全般

看護職員、病院薬剤師その他の医療関係職種を対象とした賃上げに係る評価について、各医療機関における賃上げが適切に実施されているか、実態を適切に把握した上で、検証を行うこと。また、40歳未満の勤務医師及び勤務歯科医師並びに薬局の勤務薬剤師、事務職員や歯科技工所で従事する者等についても賃上げの実態を適切に把握した上で、検証を行うこと。

【調剤報酬】

調剤報酬に関しては、地域の医薬品供給拠点としての役割を担い、かかりつけ機能を発揮して地域医療に貢献する薬局の整備を進めるため、今回改定による影響の調査・検証を行うとともに、薬局・薬剤師業務の専門性をさらに高め、質の高い薬学的管理の提供への転換を推進するための調剤報酬の在り方について引き続き検討すること。

【敷地内薬局】

いわゆる同一敷地内薬局については、同一敷地内の医療機関と薬局の関係性や当該薬局の収益構造等も踏まえ、当該薬局及び当該薬局を有するグループとしての評価の在り方に関して、引き続き検討すること。

【長期処方やリフィル処方

長期処方やリフィル処方に係る取組について、今回改定による影響の調査・検証を行うとともに、適切な運用や活用策について引き続き検討すること。

【後発医薬品の使用促進】

バイオ後続品を含む後発医薬品の使用促進について、今回改定による影響の調査・検証を行うとともに、後発医薬品の供給状況や医療機関や薬局における使用状況等も踏まえ、診療報酬における後発医薬品の使用に係る評価について引き続き検討すること。

【長期収載品

選定療養の仕組みを用いた、長期収載品における保険給付の在り方の見直しについては、患者の動向、後発医薬品への置換え状況、医療現場への影響も含め、その実態を把握するとともに、制度の運用方法等に関して必要な検証を行うこと。

【薬価制度

今回の薬価制度改革の骨子に基づき、ドラッグ・ラグ/ドラッグ・ロスの解消等の医薬品開発への影響や、後発医薬品の企業指標の導入や今後の情報公表も踏まえた医薬品の安定供給に対する影響等について、製薬業界の協力を得つつ分析・検証等を行うともに、こうした課題に対する製薬業界としての対応を踏まえながら、薬価における評価の在り方について引き続き検討すること。

以下、厚生労働省より(2024年2月7日)
個別改定項目について
中央社会保険医療協議会総会(第583回)全体版

出典:厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/001205499.pdf

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