データ収集サービス「SmartPRO」の提供を開始【NTTコミュニケーションズ】

ニュースの要点

NTT コミュニケーションズは5月20日、製薬会社や研究機関が行う臨床試験の評価精度向上を実現する「SmartPRO®」の提供を開始すると発表した。

本サービスを通じ、デジタル技術の活用により医療発展へ貢献する Smart Healthcare の実現に取り組んでいく。なお本サービスは、国内大手製薬会社での利用が決定しており、今後さらなる利用拡大を図るとしている。

【背景】
新薬・治療法の開発や、開発承認後の製造販売後調査では、臨床試験の一環として安全性や有効性のデータを収集し評価する。その際、被験者や患者から直接得られる主観的評価(以下 PRO)が評価項目の1つとして重視されている。

しかし、被験者や患者の主観が伴う「痛み」「気分が悪い」などの評価は、医師による客観的評価と差が生じることがある。また、従来から利用されてきた紙ベースのPROでは、被験者や患者がタイムリーな回答を忘れてしまうことや、入力漏れや入力ミスによりデータの信頼性に欠けることが課題となっていた。

本サービスの提供により、入力漏れなどに対して通知をする機能などを提供することでタイムリーかつ信頼性の高いPROの収集を実現し、臨床試験において被験者や患者が回答するデータの精度向上に貢献することができるとしている。

詳細は以下の資料をご確認ください。