ニュースの要点
厚生労働省は7月22日、「新型コロナウイルス感染症の感染拡大下における薬局での医療用抗原検査キットの取扱いについて 」とする事務連絡を発出した。
現在、新型コロナウイルス感染症の新規陽性者数はすべての都道府県で増加し、急速な感染拡大が進んでいる状況から、地域において外来医療のひっ迫が想定され、薬局における医療用抗原検査キットの需要も拡大することが想定されるとして、下記の対応を求めた。
第１ 医療用抗原検査キットの販売の対応拡大について
- 薬局においては、積極的に医療用抗原検査キットを取り扱い、入手を希望する者が薬局で医療用抗原検査キットを取り扱っていることをより認識しやすくするような対応
- 連携強化薬局においては、その施設基準として、「災害や新興感染症の発生時等に、都道府県等から医薬品の供給等について協力の要請があった場合には、地域の関係機関と連携し、必要な対応を行う」とされていることを踏まえ、当面の間、休日、夜間も含めた医療用抗原検査キットの販売対応
- 連携強化薬局以外の薬局においても、可能な限り、当面の間、休日、夜間も含めた医療用抗原検査キットの販売対応の協力
第２ 医療用抗原検査キット販売対応薬局の周知について
- 国民が医療用抗原検査キットの販売対応をしている薬局を容易に把握できるよう、医療用抗原検査キットを取り扱っている薬局のリストへのリンク等を厚生労働省のホームページに掲載することを予定
第３ 医療用抗原検査キットの入手について
- 急激な需要の拡大が予想されるため、厚生労働省においても、医療用抗原検査キットの確保について努めているところであり、取扱薬局においてはこれまでの需要にかかわらず、余裕をもった在庫の確保をお願いする
